秒速五センチメートルを観た
短編映画の秒速五センチメートルの1話を見ました。
転校生の男女2人が築きあげた
絆をほんの少しの現実が裂きます
望んでいた未来とは全く違う
世界を押し付けられ、物理的に遠のいて、
それでも、彼らは悲しみや失望になじられながらも、心を寄せ合います。
今で言うと携帯電話を使えばすむことばかりです。
しかし、それがない世界だからこそ、
一つ一つの行動に重みがあり、
誓が真実になるのかもしれません。
相手を思っていることの証明にも。
真冬、止まる電車、約束の時間をすぎ
行ったことのない街で
もう、しばらく会っていない大切な人が
自分をまっている。
そして、大切な人がきっとやってくる。
信じ合うこと、人を思うこと
その純粋さを思い出させてくれる
いい映画でした。
じんとくる切なさのあとに、
ほんの少し、暖かさを感じました。
グスッ